SDGsとは簡単にいうと、地球と人類の生き残りをかけた、サステナブルな社会構築
突然だけど、ニャンスとヒヨコはSDGsって知ってるかな?
最近わりと聞いた事はあるけど、よくは知らんにゃ
世界が目指す目標? 何を目指してるの?
そもそも一体、何の為に目指してるの?
目指すのは『持続可能な社会』
それを目指すのは今が『時代の大転換期』だからだよ
持続可能?て、事は逆に、それをしないと滅ぶの?
世界は今、大転換期なの?なんで?
1・SDGsの目指す『目標』とは?
まずこれです
数年前に比べると
『これ見た事ある!』
という人も多くなったと思います
実際、テレビや街の広告でも、何度か見た事はありませんか?
自分は最初チラッと見た時、新しい占いかなと思いました www
また、見た事はあるけど、具体的にはまだよく知らない
と、いう人もいるかと思います
これは何かというと『SDGsの目指す目標です』
目標の数は全部で『17個』
細かい目標(ターゲット)は169個です
そしてここで大切な事は
『SDGsを知ると、今後の世界が分かってくる』
と、いう事なんです
なぜなら、この目標に沿って今後の世界は進んでいくからです
その理由は、この目標は『2030年』までに達成するべきと定められている上に
『誰一人取り残さない』というのがスローガンだからです
さらに、この目標を決める際、政府以外にもヒアリングがあり、オンラインで参加もした人数は、何と『1000万人』以上
その過程を経て、国連サミットで『2015年9月』に正式に採択されました
なのでSDGsとは
日本を含めた全世界に向けた『公式な予告・予言』
そう言っても、差し支えないモノなんです
ですので『SDGs』を知る事は
『これからの世界を知る事』に繋がるんです
誰一人取り残さないって、なんか。。。
ちょっと見方を変えると、強制的な気も。。。
そーだね。確かにそんな感じもするな
ただ、例えば会社の目標っていったら、それは半分強制みたいな感じでしょ?www
ニュアンス的には、それに近い感じかも
まあ、自発的に取り組む人もいるけどさ
強制されるのはイヤにゃ
ノルマはんたーい
まあ確かに w
ただ、新しく掲げられた国際的な社会目標だから、仮に半分強制だとしても
これから『どんな世界にしたいと思ってるのか?』
そして『その背景の思惑は何なのか?』そこは押さえておく事はしといた方がいいと思うよ
なので次は、この17個の目標がどんなモノか見ていきましょう
A・1-6番目の目標
まず、1番から6番目の目標を見てみましょう
まず、1番目が『貧困をなくそう』で始まり、6番目が『安全な水とトイレを世界に』
で、終わるように、この1番から7番目の目標は
『個人をターゲット』にした目標だとわかります
個人の目標なので、自分達にも身近に感じられる項目だと思います
なので、特に自分達に関わってくる事柄が、個別に今、どんな問題が起こっているのかを簡単に伝えていきます
a・1番目の『貧困をなくそう』
もちろん日本も貧しくなったと言われていて『相対的貧困』は存在しますが、彼らの貧しさはその比ではありません
彼らの貧しさはどれぐらいかというと『日本円で1日約135円以下』で生活しなければいけない状態というモノです
1日135円の生活と言えば、自分もそうだと主張する人もいるかもしれませんが、これは単に食費が1日135円以下という訳ではなく『生活に必要な全ての合計額』
例えば、電気・水道・ガス代・住居費等を含めた金額が1日135円以下という事です
この状態の貧困にいる子供たちが世界には約3億5600万人
すなわち、日本の全人口の約3.5倍もいるという事です
こういった貧困を2030年までに根絶し、彼らが新しい技術や金融サービスを使えるようにしようとする目標です
b・2番目の『飢餓をゼロに』
この飢餓の現状はどうなっているかというと
『世界の食料安全保障と栄養の現状(SOFI2021) 報告書』によると
ここで報告されている飢餓人口は、約8億1100万人と言われています
つまり、日本の全人口の約8倍の人達が飢餓による栄養失調に苦しんでいるんです
そして、この飢餓からくる栄養失調により引き起こされているのが
『発育阻害』と『消耗症』
これが子供に起こってしまっているんです
発育障害は、身長が年齢に対して低すぎる事
消耗症とは、身長の割りに痩せすぎている事です
日本は栄養バランスだとかダイエットとか、残さず食べなさい
とか言ってますが、これはどれだけ贅沢な事なのかが改めて感じられると思います
2030年までに、生態系を守りながら農業の生産性と生産量を増やし、飢餓を根絶する目標です
c・3番目の『すべての人に健康と福祉を』
最近、コロナも落ち着いたという風潮ですので、ちょっと体調悪ければ病院に行く事もまた増えてきたと思います
けれど世界には『5歳』の誕生日を迎える前に、その人生の幕を下ろしてしまう子供たちが約810万もいます
彼らが命を落としてしまう原因は『肺炎』『下痢』『マラリア』の3つです
これはどれも、日本では当たり前に病院で予防や治療できるモノです
けれど、特にサハラ以南のアフリカや南アジアではこういった、日本では当たり前に治療出来る病気で、子供たちが多数苦しみ、命を落としているんです
2030年までに病気の予防や治療を進め、子供たちの命を救っていく目標です
d・4番目の『質の高い教育をみんなに』
この原因としては、学費が払えなかったり、そもそも子供が働いている
また、親や地域住民に教育の大切さが理解されていなかったりする事が主な原因です
その中でも、女の子はさらに可哀そうです
宗教や伝統に基づく習慣や差別、経済的な理由で男の子の教育を優先したり、学校までの道のりが遠くて危険である為、保護者が学校に通わせたがらないという事もありますので
子供はその国の未来そのモノです
その子供たちが、様々な問題で教育を受けれない現状があり、それは未来に希望が見いだせない状態にあるという事なんです
2030年までにすべての子供が小学校に入学できるようにする事と、それに伴い、仕事に関する技術等を男女の隔てなく習得できるようにする目標です
e・5番目の『ジェンダー平等を実現しよう』
男の子の『約2倍』もいるんですけど、その原因としては『児童婚』や『人身売買』が主な原因になります
宗教や伝統に基づく習慣や差別、経済的な理由で男の子の教育を優先したり、学校までの道のりが遠くて危険である為の他、児童婚や人身売買によって、女性は学ぶ機会を奪われています
児童婚とは18歳未満で結婚している児童の事です
世界では、約7億5,000万人の女性が『18歳未満で結婚』していて、その内3人に1人以上は『15歳未満で結婚』しています
日本で言えば、まだ中学生の内に結婚させられてるんです!
そんな女性たちが世界では約2億5,000万人もいるなんて驚きではないですか
まだ身体が未熟な内に出産すると、病気になったりや命を落とす危険がある事はもちろんの事、早すぎる結婚によって、自分の将来の事を考える間もなく人生を決められてしまう
そんな現実があるんです
古い因習等から全ての女性を解放して差別をなくし、政治でも女性のリーダーを当たり前に、そして、家事や介護の大切さをみんなが共有できる社会にする目標です
f・ 6番目の『安全な水とトイレを世界中に』
【現状】
世界の人口は約79-80億人です
その内約22億人が水道の設備が無い暮らしをしています
日本では家でも外でも、蛇口をひねれば綺麗な水が出てきますし、浄水器もあればミネラルウォーターまで安価でいつでも手に入りますよね
なので日本では、水を手に入れるのに、特に苦労する事はないです
しかし、世界では近くに安心して飲める水がなく、川や池、整備されていない井戸から水を汲んでこないといけない人達が、何と約6億6300万人もいるんです
そして、水汲みの仕事は子供たちが行っていて、水汲みに1日を費やしている状態です
なので当然、学校に通う時間や体力が残されているハズもありません
さらに、ようやく水のある場所までたどり着いても、そこの水は泥や細菌等が混じった『汚れた汚い水』でしかないんです
その為、年間約30万人の子供たちが、この水が原因で命を落としてしまっているのです
【目標】
2030年までに国境を越えて水源を管理できるようにし、誰もが安全で安い水を利用できるようにする目標です
まさか、こんな酷い事が起こってるなんて。。。
明日食べ物が無い人が日本の全人口の約8倍もいる。。。
5人に1人が小学校に通えないなんて酷すぎる
それに、苦労して組んでる水が原因で命を落としているなんて。。。
そうなんだよ。明日生きていくための食べ物が無かったり、教育を受けれる選択を出来ない人達がこんなにもいる
日本では当たり前に享受出来てる事が、世界では全然そうでなかったりするんだ
B・7-12番目の目標
次は7-12番目の目標を見ていきましょう
7番目が『エネルギーをクリーンに』から始まり、12番目は『つくる責任、つかう責任』とあるように、これは主に
『企業をターゲット』にした目標だとわかります
ここ最近、環境に対する『企業責任』とか、売り上げだけでなく『コンプライアンス(法令順守)』を徹底しよう等、聞いた事がありませんか?
SDGsの基準でもこういう所は凄く大切になってくるのと、それにまつわる今現在の課題を通し、個別に今、どんな問題が起こっているのかを簡単に伝えていきます
a・7番目の『エネルギーをみんなに。そしてクリーンに』
【現状】
今、世界で電力を使えない人は約10億人もいます
日本で電気が使えないというと、停電か料金未払いの送電停止ぐらいで、インフラとしてはどこの家でも電気は通っていますよね
ただ、これが世界に目を向けると、約10億人もの人達が未だ電気の供給をされていない暮らしをしているんです
電気以外のガス等まで含めると、約14億人です
まあ、日本も江戸時代までは電気が無い生活をしていたので、それで構わないという考えもあるかもしれませんが、今の時代で電気が使えないと、まず『インターネット』にアクセスすら出来ません
これは、知識や情報の取得にとてつもなく大きな差が生まれてしまいます
また、生活に必要なエネルギーを生み出す際に、電機やガスが無いとその他の不衛生な方法で行うしかなく、環境問題や健康問題が発生してしまっているんです
【目標】
2030年までに、再生エネルギーの割合を増やし、今までの倍の速さでエネルギー効率を高め、誰もが安定して現代的エネルギーを使えるようにする目標です
b・8番目の『働きがいも経済成長も』
【現状】
今、世界の若者の5人に1人が教育と職業訓練を受けれず、仕事に就けていない
『東京ドーム35個分』
これは何の数かというと、日本の失業者の人数です
日本の労働人口は、2021年だと6860万人で、この内、完全失業率は2.8%でしたので、約192万人の人達が就業できていない事になります
192万人というと、例えば、東京ドームのキャパが5千500万人なので、東京ドーム約35個分の人達が就業できない状態にあるという事です
こう聞くと、日本の失業者はかなり多い印象を受けるかもしれませんが、世界を見た時はこの比ではありません
世界の失業率は6.4%なので『日本の約2-3倍の多さ』です
さらにたとえ就業していたとしても、世界の労働者の約6割(日本は約2割)が『インフォーマルセクター』に属しています
インフォーマルセクターとは簡単に言うと『法律によって守られていない』仕事形態の事です
なので、有給等の労働基準法が適用されていませんし、無論、低賃金です
このように、世界には働けない人も大勢いる上に、働けたとしても、そこで働きがいを非常に得にくい状態になっている人達が大勢いるのです
【目標】
環境を悪化させずにイノベーション等を通じ、経済の生産性を上げ、開発途上国については毎年7%の国民総生産(GDP)の成長を遂げていく目標です
c・9番目の『産業と技術革新の基盤を作ろう』
【現状】
世界で人口約80億人の内、約37億人の人がインターネットにアクセスできないという現状があります
インターネットは今や自分達の生活に無くてはならないモノになりました
朝、スマホ忘れて家を出た時の不安さはヤバいですよね www
ちなみに、日本のスマホの普及率は約68%で、インターネットの普及率は94%
なので、約7割の人がスマホを持ち、9割の人がインターネットを使っている状態です
けれど、世界では約46%の人達はスマホどころか、まだインターネットにさえアクセス出来ていません
これでは恐らく、その人たちの為にSDGsが行っている取り組みさえも知る事が出来ない状態です
【目標】
2030年までにイノベーションを通じ、誰でも安く、質が高く、信頼でき、持続可能な、災害にも強いインフラを作る目標です
d・10番目の『世界中から不平等を減らそう』
【現状】
世界の豊かな1%の層が、世界全体の33%もの資産を所有しています
正直ここがSDGsの掲げる1番目の目標である『貧困をなくそう』
と、いうモノと『一番矛盾している箇所』なんじゃないかと思います
なぜかそう言えるのか?シンプルに言えば
『金持ちほどお金がさらに増える仕組み』になっている。と、いう事だからです
例えば、アマゾンのジェフ・ベゾスやテスラのイーロン・マスク
投資家のウォーレン・バフェット等、彼ら富豪は、なんと、我々給与所得者よりも税率が低くなっています
これは彼らは報酬を『自社の株式』で受け取り『株式にかかる税率は、給与にかかる税率よりも低い』からです
さらに、その株式を担保に銀行から融資を受けれるので、手元に現金もあり、その融資は借金の為『税率はかかりません』
ただ、彼らは決して違法な事をしている訳ではなく、完全な『合法なやり方』をしているだけなのです
アメリカのバイデン大統領はこれに対し、所得に直接課税する法案を提出しましたが、議会で承認されませんでした
【目標】
世界経済や金融制度を定める際、発展途上国の参加を増やし、所得の低い人40%の人々の所得の増え方を促進させ、また、差別的な法律や、ならわしを減らし、格差をなくしていく目標です
e・11番目の『住み続けられるまちづくりを』
【現状】
過去40年間にわたり、避難や移住をしなければいけないような自然災害が増加してます
住み続けられる街というと、アナタならどんな街を想像しますか?
もちろん、一言で言ってしまえば『快適な街』という事なんですけど、SDGsがここを課題としている理由は、大きく言って2つあります
1つは『自然災害による脅威』です
世界には快適どころか、自然災害によって住む家や畑が流され、住む事さえ出来なくなっている人達が大勢いるのです
自然災害自体は防ぎようがないですので、彼らに必要なのは、災害が襲ってきても住む家が無くならない為のインフラの整備です
2つ目は『都市部への流入増加』
これは、自然災害ではなく、農村部から都市部へ人が大勢い流入してくる事により起こる問題の事です
人が増えればその分渋滞も増えますし、災害時には密集してる分、被害の拡大が予測されます
そうならないように、こういった事を防ぐ為のさらなるインフラ整備が必要という事です
【目標】
世界の文化遺産や自然保護を行いながら、2030年までにすべての人が、安く、住むのに十分な家に住めるサービスを構築し、さらには、弱い立場にある人達が安全で、安く、持続可能な交通手段も使えるようにするという目標です
f・12番目の『つくる責任。つかう責任』
【現状】
世界で生産されている食料は、約3分の1。約、13億トンが廃棄されています
13億トンというとどれだけの量か想像つきますか?
東京ドームに入る量が『約130万トン』です
ですので、13億トンは『東京ドーム1000個分』です!
この東京ドーム1000個分の食品が、今世界で毎年廃棄されているんです
2番の『飢餓をなくそう』という目標がありますが、この13億トンの食糧は、その飢餓で苦しむ全世界の人達に2回分以上の食事を提供出来る量なんです
【目標】
2030年までに先進国がリーダーとなり、リサイクルやリユースを増やし、お店や消費者1人当たりの廃棄量を半分に減らすという目標です
またここには、日本の『MOTTAINAI(もったいない)』がキーワードとして採用されています
インターネットどころか、電気も使えない環境にいる人達がいるなんて。。。
差別や過重労働もゆるせん。。。
そうだな。こういった環境的な不利をなくしていく為には、企業がどれだけいいインフラを構築出来るかが重要だし、差別的制度撤廃は国が働きかけていかないといけないな
C・13から17番目までの目標
最後は13-17番目までの目標をみていきます
1-6番目が『個人をターゲット』にした目標
7-12番目が『企業をターゲット』にした目標と、なってきていましたが、
この13-17番目の目標は
『国家をターゲット』にした目標です
国家をターゲットにしてる分、どれも国家単位でないと実現が厳しいスケールの大きな課題を提示されています
a・13番目の『気候変動に具体的な対策を』
【現状】
世界中で気候変動が起こっている
原因は二酸化炭素の排出量が増えて、温暖化が進んできている為です
この二酸化炭素の排出量と温暖化の問題
そうなんです。分かってる人は分かってるハズです
これは、様々な意見というかデータがあり、それを見ると。。。
さらには日本の二酸化炭素の排出量はそもそも低く。。。
ですが、今回は『SDGsの提起する』課題と目標を伝えるのが趣旨なので、ここはそういう意味で伝えさせて頂きます
今、これは緊急性のある課題だと言われています
なぜなら、2020年の平均気温は産業革命前の気温を1.2℃上回り、パリ協定が定める『1.5℃未満』に抑えるメドが全く立っていないからです
このまま温暖化が進めば海面の温度が上昇し、更なる自然災害が増してしまうでしょう
海面の温度の上昇は、海洋生物の生態系にも影響を及ぼしていきます
【目標】
それぞれの国が気候変動を政策等に入れて、また、できるだけ早く『緑の気候基金』を立ち上げ、協力金を集めていく
また、各国の二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする『カーボンニュートラル』を2050年までに達成させる
b・14番目の『海の豊かさを守ろう』
【現状】
例えば、年間800万トンのプラスチックごみが海に流れ出ている
そして、海洋生物がプラスチックの汚染にさらされて命を落としている
プラスチックは自分達の生活に今本当に深く関わっていますよね
例えば、ペットボトルの飲料水だったり、トリートメントの容器
ワイヤレスイヤホン。スマホケース。ボールペン。その他もろもろetc...
今やなくてはならないモノではありますが、このプラスチックが海に流れ出し、それが海洋生物の体内に入り、海洋生物の命を奪ってしまっています
また、世界の一人当たりの魚介類消費量が過去50年間で2倍に増加した事もあり、水産資源は約2割の減少をしてしまいました
物によってはそれ以上です
汚染と乱獲。これにより今、水産資源に黄信号が出てしまっているのです
【目標】
国際法等の政治的な面と科学的管理の両面から、汚染と水産資源を守っていく
また、温室効果ガスの削減により、結果『酸素欠乏海域(デットゾーン)』を減らしていく
c・15番目の『陸の豊かさも守ろう』
【現状】
鳥類の約1割が。針葉樹の約3割が。哺乳類の約3割が。両生類の約4割が
今、絶滅の危機にさらされている
森林破壊や密猟の横行等は、これまでに何度も聞いた事があると思います
けれど、結果それが森林の消失や動物の絶滅だけでなく、自分達人間にも多大な影響を及ぼしてくる事はご存知でしょうか?
なぜなら、陸上の生態系は地球の約30%を覆っていて、ここは食料や衣料品、燃料等の全ての供給源になっているからです
また、汚染物質のろ過や農作物の受粉等も生態系サービスの一つです
これらが今、人間の活動によって破壊されてきているんです
なので、このままでは人類の生存にも危機が生じてくる可能性が高いと言われています
【目標】
国際法に則り、生物の多様性や山地の生態系を守る為、国連開発計画が主体となって『グリーン・コモディティ・プログラム』を推進し、動植物の密猟もなくしていく
d・16番目の『平和と公正をすべての人に』
【現状】
低所得国は高所得国よりも『賄賂の発生率が5倍』あると言われています
一言で言うと、平和と公平性が保たれていないという事です
現在、世界の4人に1人の子供が紛争地域等で過酷な生活を強いられています
また、人身売買の3人に1人が子供で、児童労働者は1億6000万人もいます
また、国や行政サービスを適正に受けれない人も大勢います
これは、本来中立の立場にある司法や警察が汚職や賄賂で腐敗しているからです
この問題が根深い理由は、元々の国の性質にもあります
日本は行政によるサービスは等しく、人によって差別的対応は基本的にありません
もししたとしたら、SNSですぐ炎上するでしょう
けれど、例えばイタリアでは、口利きがなければこういった行政サービス等を円滑に受けれません
逆を言えば、有力な人からの口利きがあれば驚くほどスムーズにサービスを受けられるという事です
日本も政策の方針決定や実行能力が低いと言われていますが、末端庶民のサービスは公平に受ける事ができます
【目標】
賄賂・暴力・虐待・人身売買・法律に反した武器の売買をなくす
f・ 17番目の『パートナーシップで目標を達成しよう』
【現状】
政府開発援助。いわゆるODAの割合が減少傾向にある
最後の目標である、このパートナーシップで目標を達成
これはODAやESG投資など、さまざまな側面からの動きがありますが、簡単に言うと、個人だけではなく、国や企業や学術界も協力してSDGsにおける課題を達成していきましょう
と、いう話です
その為には国民総生産の0.7%はこういった援助に回しましょう
と、していますが、実際はまだ0.3%です
もちろん、日本もまだ達成していません
日本に限った話しでいえば、『援助を行うべき』という意見の人は増えていますが、無償で助けるというよりは、援助した方が国際的な立場において有利になりやすいからとの気持ちが、以前より先行しているそうです
やはり、経済的に困窮すると余裕が出しにくくなっているのかもしれません。。。
【目標】
複数の財源から資金を集め、開発途上国を支援し、その返済も長期で可能にした上、科学イノベーションを通じ知識の共有も進めていく
と、ここまでSDGsについての大枠を駆け足で伝えてきたけど、2人とも何となく概要は掴めたかな?
何となくだけど分かったニャ。 SDGsは世界の人と企業と国家間の問題を解決しようとしてるのか。。。
貧困問題や環境問題も気になるけど、特に暴力や虐待はゆるせん。。。
そーだな。解決していかなきゃいけないし、これは自分達の『新しい責任』だと思う
2・SDGsの思惑
A・SDGsの創られたワケ
そもそもなぜSDGsが作られたかというと、このブログの冒頭でもあった通り
『持続可能な社会』を作る為です
環境の変動や貧富の拡大で、このままだと地球も社会も存続が厳しくなるから
と、いうのが一番の理由です
これの前身は『ミレニアム開発目標(MDGs)』
と、いうもので、これは2000年に、発展途上国の問題を解決する為に作られた制度で2015年まで続きました
このMDGsは、日本を含めた先進国が発展途上国に対し、ODAという資金援助を行う事が主な目的でした
けれど、実際、環境に大きな影響を与えるのは先進国であるので、もうこの際、先進国と発展途上国とを分けずに、全世界で協力して問題解決していこう
と、してできたのがSDGsです
B・SDGsで動く利権
もちろん、世界が動くという事は、当然そこにはお金の動きがあります
例えば、クリーンエネルギーが良しとされるのであれば、従来のエネルギー産業が衰退し、新たなエネルギー供給の企業が振興してくるでしょう
また、安全な水を提供するという名の元に、仮に企業が水源を独占したら、金額だけでなく、水質にも影響が出る場合もあるので注意が必要です
さらに、技術革新によって、ここから『IOT(全てのモノをインターネットに繋ぐ)』が進んでいけば、自動車業界のように『CASE(オンライン接続・自動運転・カーシェアリングやライドシェア・電気自動車)』という大波がきて、物づくりよりもITに長けている企業の方が優位になっていく
こういった事も今後、他の業界でも起こる可能性は充分に考えられます
なので今回は、SDGsが今世界でどういう位置づけなのか?
そこを伝えましたが、いわばこれは『SDGsの表の面』
しかも大枠も大枠です
このサイトではこれから『SGGsの様々な側面』にも光を当てて考察していきます
世界の基準が変われば、勢力図も変わるという事にゃ。。
日本はどうなるん?大丈夫なのかなぁ?
そーだな。ここから確実に勢力図は変わっていくし、これに関して特に大きなポイントは『クリーンエネルギー』と『技術革新(IT)』の2つだと思う
そして、これに関して、日本は残念ながら立ち遅れている
例えば、コロナ騒動でリモートが根付くかと思ったら、結局最近また出勤が当たり前になってるし、これといった革新的技術も日本からは生まれていないから。。。
でも、日本人は元々エコ的な文化を持っていたし、物作りも凄いハズなんだけどニャ。。
何が原因で日本は出遅れてるのかなぁ?
日本人は、創造よりも改良が得意な気質だからというのも原因としてあると思うけど、一番はやはり『実質的貧困』が原因だと思う
貧困だと、先の事よりも今の事で精一杯になってしまうから
と、いう風に、日本は残念ながらSGDsについては遅れていますが、世界はここからさらにこの動きを加速していくと思います
また特に、『クリーンエネルギー』と『技術革新(IT)』の部分を注視していけば、これからの政治や経済の動向が見えてきやすくなるハズです
この世界の潮流であるSDGsについては、これからまた1つずつ詳しく調べて伝えていこうと思いますので、是非とも一緒に世界の動向をクリアにし、チャンスをつかんでいきましょう!
では、明日もニューグッドな1日を!